ここでは住宅購入時にかかる諸費用のことについて簡単にご説明します。
住宅を購入する際には物件価格だけでなく、さまざまな費用が発生します。 こんなはずではなかったのに…と後になってから後悔することのないように、あらかじめきちんと確認しておきましょう。

諸費用とは

住宅購入時には以下のような費用が発生します。
  1. 登記手数料…司法書士などに登記を依頼した場合に発生します。
  2. 仲介手数料…仲介がある場合には、不動産業者などに支払います。
  3. 融資手数料…住宅ローンを利用する際に、ローン会社に支払います。
  4. 火災保険料…損害保険会社に支払います。
  5. 住宅ローン保証料…保証会社に対して支払います。事務手数料も発生することがあります。
それぞれの費用は物件価格によって異なることもありますので、よく確認しましょう。
その他、戸建の場合には地鎮祭や棟上式の費用、建て替えなどの場合には建物の解体費用などが必要になります。 引越しの費用もお忘れなく。

主な税金

先に述べた諸費用だけでもたくさんあるのに、まだあるの?と驚くかもしれませんね。 今度は税金のことについても簡単に見ていきましょう。
  1. 印紙税…契約時に必要となります。
  2. 登録免許税…司法書士などに代行を依頼するケースが多いです。
  3. 不動産取得税…土地や建物を取得した際に発生する税金です。
  4. 消費税…住宅購入価格のうち、建物にかかります。その他、仲介手数料などにも課税されます。
以上が住宅購入時にかかる諸費用です。さらにカーテンや照明などの費用も念頭に入れておくことになります。
諸費用はだいたい新築一戸建てや新築分譲マンションの場合には売買価格の5%、中古住宅の場合は売買価格の10%程度を目安に考えておくとよいでしょう。
諸費用が意外にかかるということに驚いた方もいるかもしれません。 これらの費用はできれば頭金とは別に準備しておきたいものです。
最近ではローンを組む際に、諸費用のためのローンもありますので上手に利用するのもよいでしょう。
これらの諸費用については「払わない」という選択肢は残念ながらありませんので、よく確認してどのくらい必要なのか事前にチェックしておくとよいでしょう。
防音と遮音
建売住宅やマンションの購入を検討している方は、周囲に騒音がないかを確認しましょう。 また、建物の外壁に防音や遮音効果の高い材質が用いられているかもチェックをすることが望ましいです。