住宅ローンは長い年月返済をしていくものです。
場合によっては返済が厳しくなり、払えなくなる可能性もあるでしょう。 住宅ローンが払えなくなった場合にはどうすればよいのか、ここでは対処法についてご紹介します。

住宅ローンが払えない場合の対処法

住宅ローンがこのままだと払えそうにない…と感じた時には、以下のような二つの選択肢があります。

①ローンを組んでいる金融機関に相談する

まずは借り入れをしている金融機関に相談してみましょう。 リスケジューリングといって、月々の返済額を減額してくれることがあります。
例えば月々の支払い10万円が厳しい場合に、減額して月々5万円になるとしたら、返済がぐっと楽になるでしょう。 この場合にはローンの期間がさらに伸びることになりますし、利息も増えますから返済総額はもちろん増えることになりますので注意しましょう。
また、すべてのケースにおいてリスケジューリングが行えるというわけでもないので、まずは相談してみることをお勧めします。

②借り換えを検討する

少しでも金利の安いローンに借り換えをすれば、返済が楽になります。 ローンを見直し、借り換えについて積極的に検討してみましょう。
金融機関に相談すること、そして借り換えを検討すること、この二つは返済が厳しいと感じたらすぐにでも行うことが大切です。 実際に払えなくなってしまう前に、できるだけ早く行動を起こすようにしましょう。

住宅ローンが払えなくなるとどうなるのか

実際に返済ができなくなり、滞納してしまうとどうなるのでしょうか。
まずは借り入れをしている金融機関から督促が来ることになります。 この段階では延滞しているローンに加えて遅延損害金(延滞したことによるペナルティです)を支払うよう求められます。
そのまま何カ月も滞納が続き、金融機関からの連絡を放置した場合はもう少し事態は深刻となり、最終的な催告書が届くことになります。 この時点で延滞しているローンすべてと延滞損害金の合計額を支払えない場合には、住宅は競売にかけられる手続きに入ることになります。
住宅ローンが払えくなる前に、まずはきちんと金融機関に相談しましょう。
そして、それでも返済が難しい場合には、競売にかけられる前に自分で任意売却をするという方法もあります。 任意売却の場合には専門家への相談が必須となりますので、早めに判断をし、行動を起こすことを強くお勧めします。