ここでは借り換えについて見ていきましょう。
借り換えを必ずしも行いましょうというわけではないのですが、場合によっては借り換えをした方がお得になることもあります。
どのような時に借り換えを行うとよいのか、そして借り換えの方法はどんなものかについてご紹介します。
借り換えの時期
借り換えとは、今まで払っていたローンを一度完済し、新たにローンを組み直すことです。
では、借り換えはいつするとよいのか…ということになりますよね。
一般的には借り換えをすると金利が1パーセント以上お得になる場合、借り換えをした方がよいと言われています。
ローンの返済年数や額にもよりますが、ローンがまだ1000万以上残っていて、完済までに10年以上ある場合には借り換えを検討するとよいでしょう。
固定金利の期間が終わったら借り換えをしようと考える方もいるかもしれませんが、借り換えの最もお勧めな時期というのは、実は「借り換えを考えた時」です。
組んでいるローンの毎月の支払いは待ってくれませんから、その間にもどんどん損をしているということになります。
悩むなら、まずは他の金融機関の情報をチェックし、借り換えが可能かどうかを相談してみることをお勧めします。
注意点
借り換えをするためにはいくつかの条件があり、それらの条件をクリアしていないと利用することはできません。
まず一つには、金融機関同士が借り換えを認めているかどうかという点です。
公的ローンから民間ローンへの借り換えは可能ですが、逆に民間ローンから公的ローンへの借り換えは行うことができません。
また、住宅ローンを組んでいる金融機関では新たに別のローンを組むことができない場合もありますから、今後借り換えを検討している金融機関でローンを組む可能性がないかどうかを確認する必要があります。
またもう一つは、借り換えの方がローンの審査が厳しくなるという点です。
年収などの審査基準も新規に契約した時よりも厳しいことが多く、審査に通らないというケースもあります。
審査の際には前年度の年収を比較することになるため、今年の年収があらかじめ下がってしまうと分かっている場合には前年度の年収でローン審査が行われる10月頃までに借り換えをするとよいでしょう。
ローンの延滞記録などがある場合も審査に通りにくくなります。
自分の返済状況を良く確認しておくことをお勧めします。